新酵素の特徴
MRE菌分解代謝物質の特徴
マクロファージ活性について
(特許資料より抜粋 国際特許公開番号WO/2010/095463)
MRE菌とは
MRE菌とは5種類からならる共生菌群・・・従来の菌とは違い個性的に変化した独自の菌群です。
[0065]
ここで、本発明を具体的に説明すると、本願発明は、上述したように、高濃度培養することなく菌体分解して十分な効果を発揮する優れた免疫賦活物質を生成するMRE共生菌群という新規の微生物共生菌群を発見し、それを利用した免疫増強組成物を提供するものである。
そして、このMRE共生菌群は、好気性グラム陽性菌および好気性グラム陰性菌からなる5種類の菌から構成されている。
これらの菌群は単なる自然に存在する菌の混合物ではなく、様々な土壌菌と海産物に付着した菌を長期間培養し続けた結果、当初の菌の激しい生存競争を経て、その競争の中で互いの役割分担を見出し、さらに菌の変異または進化に伴って安定的に変化し出現した個性的な5種類の菌から成る共生菌群である。
MRE菌分解代謝物質
[0092]
このようにして得られた低分子複合リガンドは、次のような分子量分布を持つオリゴペプチド、一本鎖のRNA低分子分解物、オリゴ糖鎖や糖脂質、MDP(ムラミルジペプチド)類似物質およびフランジェリン分解物などが含まれている。
※この時点にて分子量は97.5%以下となり超低分子物質となり、一般的な量を計ることは困難を極めます。
マクロファージ活性
最近の研究によりマクロファージには幾つかのセンサーが存在し、そのセンサーの働きにより異物(ウイルス等)の遺伝子レベルまでの分析を行いT細胞にその情報を伝達していることが判明しています。
そのセンサー(TLR)をMRE分解代謝物質が直接刺激し活性化させます。
[0111]
自然免疫受容体(TLR、NLR、RLR)の活性化 このMRE複合リガンドは、自然免疫の受容体であるTLR−2,TLR−7,TLR−8とNLR−2を含むNLR群が活性化させることが網羅的なDNA動態解析によって確認された。
TLR−2は、細胞表面に存在する自然免疫の受容体で、グラム陽性菌のペプチドグリカン、リボテイコ酸、リボ蛋白質、ウイルスの糖蛋白、真菌の多糖類などを感知する。
MRE複合リガンドでは、分子量1000以下のMDP様のペプチドグリカン分解物が作用している。
※MRE分解代謝物質は、炎症を抑制しながら自然免疫を活性化します。
※TNFは、(TumorNecrosisFacterの略で腫瘍壊死因子といわれる)はマクロファージが造りだすサイトカインの一種です。
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