亜鉛欠乏の放置は、肝硬変を誘発する恐れあり|牡蠣肉エキスオイスター
お酒の飲みすぎ、活性酸素、ウイルスなどによって肝細胞が壊れると、空洞ができます。
この空洞に肝線維と肝線維が結合し、肝線維が沈着すると、肝臓は硬くなり、血液の流れが悪くなります。
すると酸素不足、栄養不足におちいり、慢性肝炎から肝硬変へと悪化してしまいます。
この肝線維と肝線維の結合は、リシルオキシダーゼという酵素の働きによって行われます。
ところで、亜鉛はこの酵素の働きを妨げて、肝線維と肝線維の結合を阻止します
。
もし、慢性肝疾患で亜鉛欠乏を放置しておくと、肝細胞が壊れたあとの空洞で、肝線維と肝線維が結合し、沈着します。
この空洞の線維化が拡大すると肝硬変へと悪化します。
しっかりと亜鉛補給を行い、亜鉛欠乏を改善したいものです。
一口メモ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
肝臓病の悪化には、活性酸素が深く関わっています。
〜亜鉛とセレンは、活性酸素の暴走を食い止める!〜
肝臓病を引き起こす要因として活性酸素が深く関わっています。
活性酸素とは、体の防衛隊であるマクロファージが、体に進入した細菌などを攻撃するために放出する活性度の高い酵素のことで、体に必要なものですが、余分にあると細胞を傷つけてしまいます。
お酒や薬物、過労、ウイルスがあると、活性酸素が異常に多く発生し、肝細胞は傷つけられます。それを防ぐのがSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)やGPX(グルタチオンペルオキシターゼ)などの酵素です。
ところでSOD,GPXを活性化させているのが、ミネラルの亜鉛、銅とセレンです。
肝疾患では、この大切な亜鉛・セレンなどのミネラルが尿とともに多量に排泄され、体内のミネラル量は減少しています。
すると、活性酸素を処理する酵素のSODやGPXの働きは低下し、活性酸素は肝細胞を傷つけやすくなります。
肝疾患を予防するためには必須栄養素の亜鉛・銅・セレンをしっかり摂取して、SOD・GPX活性を高くすることが必要です。
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