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水蛭(すいてつ)と人類

水蛭(すいてつ)と人類

 水蛭(ヒル)は、1〜2世紀頃にできたと推測される中国最古の薬物学書「神農本草経(しんのうほうんぞうきょう)」にも収載されており、古くから薬用、医療用として使われてきたといいます。

水蛭は古代ヨーロッパでも広く薬用として使われていました。

この地上には450種もの水蛭が存在し、漢方に用いるのは3種類だけです。


 中国4千年の歴史の中でヒルは、人々の健康に身近なところで役立ってきました。

またこのことは古代エジプトをはじめとする古代ヨーロッパでも同じことがいえます。

ヒルがもっているヒルディンという酵素に理由があります。

このヒルディンという酵素が血液のドロドロや固まりを溶かし、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防や治療に役立つのです。

古代中国やヨーロッパの人々はこのことをよく知っていてヒルを食したり、患部を吸わせたりしていたのです。









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